恋愛物語としてとらえたら、今どき、こんな話あるの ? っていうような、気恥ずかしいくらいの恋愛物語。
オタクの青年が、たまたま、電車の中で、女の人を助け、そのことをきっかけに、恋愛ストーリーは進む。
電話をするかどうか。
するとしたら、どういうことを話すか。
デートに誘う方法。
デートに着ていくものやヘアスタイル、デートをする場所。
そして、最後の告白...。
「電車男」と 2 ちゃん住人の会話を通して、進む物語は、小説を読むというよりは、マンガを読むのに近い感覚。
すらすらと読め、面白かったし、それなりに楽しめた。
ただ、私は、 2 ちゃんの住人ではないけれども 2 ちゃんの存在は知っているし、板をのぞくことも、ごくたまにある。
アスキーアートもわかるし、ギコやモナーも知っている。
ある程度なら、2ちゃん用語もわかる。
2 ちゃんがどんな雰囲気なのか...ということもわかるから、楽しめたのだと思う。
2 ちゃんねるのスレやレスをそのまま編集して、しかも 2 ちゃん独特のアスキーアートまで入れる...という手法を試みたという点では、評価したい。
ただ、斬新ではあるけれども、一般受けするかというと、ちょっと疑問が残る。
2 ちゃんを全く知らない人はこれを読んでどう思うのだろう ?
ネットさえもやりませんっていうようなお姉さんとか...。
一応、表紙をめくると、 2 ちゃん用語の解説なども載っているけれど、それでも、わけわからないことが多いと思うし、独特の雰囲気に包まれているので、「何これ !? 」と拒否反応を示してしまう人もいるのではないかと思う。








